かっぱさん
第35回「もしかして幸せ?」
第34回「届け物」
第33回「かっぱ違い」
第32回「取調べ」
第31回「お礼を言う理由」
第30回「返礼」
第29回「お礼」
第28回 「続々・
      おいしい?仕事」
第27回 「続・おいしい?仕事」
第26回 おいしい?仕事
第25回 怪しげな誘い
第24回 ケンカ
第23回 お財布
第22回 共に歩む二匹
第21回 出会い
第20回 サンタさん
第19回 かっぱ道
第18回 人並み
第17回 エスペラント語
第16回 萌え
第15回 花火
第14回 直射日光
第13回 命の水
第12回 幸せ
第11回 通じ合う2匹
第10回 ペース
第9回 答え
第8回 理想と現実
第7回 メリークリスマス
第6回 アルパカ
第5回 世間
第4回 道のり
第3回 夢
第2回 荒波
第1回 旅立ち
 

第35回「もしかして幸せ?」




かっぱです。

僕は呼び止めた アイツに言いたい事があったのです。

「人間界に たった二匹のかっぱ同士

僕達 また一緒にやって行けると思うの! 」

そう言うとアイツは

「仕方ない… 俺がいないと
 
また 変な人間に 捕まりそうだから
 
見張っててやるぜ!」

などと 言ってくれました。








人並みの生活を求めて 人間界を彷徨い歩くこと数年…

僕は初めて 本当に仲間だ!と

呼べる絆を 作れた気がするのです。

憧れだった 人間界は とても恐ろしい所です。

これからも きっと 騙されたり

嫌な目にあう事が たくさんあるでしょう。

でも 僕は たった 一匹だけでも

本当の仲間だと呼べる かっぱがいれば

なんだか これからも この人間界で

どうにか こうにか やっていけそうな 気がするのです。

…もしかして僕は なんだかんだで 人並みの生活どころか

人並みより ちょっとだけ 

幸せな生活を もう手にしているのかもしれません。



「人はよく 不平不満を 口にします。
友達も、 食べ物も、 お金も、 住む家も持っていて、
みんな 実はとっても恵まれているのに…。
僕は 1人だけでも仲間がいて、 きゅうりが 食べられる…!
それだけでも 僕は 十分恵まれていると 思うのです。」








− 第一部完 −






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